中央自動車道を使って東京方面から山梨や河口湖、長野方面へ出かける際、「比較的空いてるサービスエリアやパーキングエリアはどこだろう」と探す人も多いのではないでしょうか。中央道の休憩スポットとして有名なのが談合坂サービスエリアです。飲食店やお土産店が充実している一方、土日祝日や夏休み、連休などの観光シーズンには利用者が集中し、駐車場やフードコート、トイレが混雑することもあります。
特に夏のドライブや山梨への日帰りドライブでは、次のような場面も少なくありません。
「トイレ休憩だけなのに大型SAへ入ってしまった」
「食事をしたいが、フードコートの混雑は避けたい」
「観光地へ向かう前に、静かな場所で少し休みたい」
そのような場合は、談合坂SAだけでなく、中央道沿いにある比較的小規模なSA・PAを利用するのがおすすめです。中央道には、大型サービスエリアほど知名度は高くないものの、トイレ休憩や軽食、運転途中の休憩に使いやすい穴場のパーキングエリアがあります。目的地や時間帯に合わせて休憩場所を選べば、高速道路での移動をよりスムーズにできます。
この記事では、首都圏から山梨方面へ向かう観光客に向けて、中央道で比較的空いてる穴場のサービスエリア・パーキングエリアを5カ所紹介します。
夏休みの旅行や週末の日帰りドライブで、できるだけ混雑を避けたい人は参考にしてください。
今回紹介する候補は次の5カ所です。
| SA・PA | 方面 | 特徴 |
|---|---|---|
| 石川PA | 下り | 東京を出発して早めに休憩できる |
| 藤野PA | 上り・下り | 談合坂SAの手前・先で使える小規模PA |
| 初狩PA | 上り・下り | 大月周辺で落ち着いて休憩しやすい |
| 釈迦堂PA | 上り・下り | 山梨らしい果物やお土産を楽しめる |
| 境川PA | 上り・下り | 甲府周辺の観光帰りに使いやすい |
ただし、「穴場」とは必ず空いていることを意味するものではありません。
中央道のSA・PAは、土日祝日、ゴールデンウィーク、お盆、紅葉シーズン、年末年始などに混雑する可能性があります。事故や渋滞が発生した場合も、通常は利用者の少ないPAへ車が集中することがあります。
本記事では、混雑状況の公式統計ではなく、施設規模や位置関係、談合坂SAの代替として利用できるかという観点から選定しています。
1.石川PA下り|出発直後の休憩に使いやすい

東京都心から山梨方面へ向かう際、最初の休憩候補になるのが石川PA下りです。
石川PA下りは東京都八王子市にあり、小型車用の駐車スペースは100台以上あります。中央道へ入ってから比較的早い段階で利用できるため、待ち合わせ後の休憩や飲み物の購入、子どものトイレ休憩などに向いています。
石川PA下りのおすすめポイント
石川PA下りの利点は、談合坂SAまで我慢せず、早めに休憩できることです。
特に次のような場合に役立ちます。
- 首都高速や一般道で時間がかかり、中央道へ入る前から疲れている
- 子どもがいるため、早めにトイレへ立ち寄りたい
- 談合坂SAではなく、手前で休憩を済ませたい
- 飲み物や軽食を購入してから本格的に移動したい
石川PAから藤野PAまでは約23.2kmです。石川PAを通過すると、次の休憩場所まで一定の距離があるため、少しでも休みたいと感じたら無理をせず立ち寄りましょう。
上り公式ホームページ:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=135
下り公式ホームページ:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=136
2.藤野PA|談合坂SAを避けたい人の休憩候補

藤野PAは神奈川県相模原市にある、比較的小規模なパーキングエリアです。
上り線の小型車用駐車スペースは32台で、藤野PA上りから談合坂SA上りまでは約11.1km、石川PA上りまでは約23.2kmです。大型SAのように多数の店舗が並ぶ場所ではありませんが、トイレ休憩や短時間の休憩を目的とするなら使いやすい候補です。
下り線で利用する場合
東京から山梨方面へ向かう下り線では、藤野PAは談合坂SAの手前にあります。
談合坂SAで食事や買い物をする予定がなく、単純にトイレ休憩を取りたい場合は、藤野PAで先に休憩を済ませる方法があります。ただし、藤野PA下りはファミリーマートを中心とした構成で、談合坂SAほど飲食店やお土産店は充実していません。
そのため、次のように使い分けるのが現実的です。
藤野PAがおすすめの人
- トイレと飲み物の購入ができれば十分
- 滞在時間を短くしたい
- 談合坂SAの駐車場や店内の混雑を避けたい
談合坂SAがおすすめの人
- 山梨のグルメを楽しみたい
- お土産をまとめて購入したい
- 家族でゆっくり休憩したい
- 選択肢の多いフードコートを利用したい
上り線で利用する場合
東京方面へ戻る上り線では、藤野PAは談合坂SAを通過した後の休憩候補になります。談合坂SA上りへ入ったものの混雑していた場合や、談合坂では休まず東京に近づいてから休憩したい場合に使えます。施設は小規模ですが、帰宅前に運転を交代したり、眠気を感じたときに短時間休憩したりする場所として便利です。
上り公式ホームページ:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=98
下り公式ホームページ:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=99
3.初狩PA|大月周辺で静かに休憩したい人向け

初狩PAは山梨県大月市にあります。
上下線ともに駐車場は小規模で、下り線は大型9台・小型19台、上り線は大型9台・小型23台です。駐車台数が少ないため、空車が必ず見つかるとは限りません。しかし、談合坂SAのように施設そのものを目的として訪れる人が多い場所ではなく、休憩を中心に利用するPAとして候補になります。
初狩PA下りの魅力
初狩PA下りでは、スナックコーナーやショッピングコーナーを利用できます。NEXCO中日本の公式情報では、「田舎焼きそば」や「ほたて甲州煮」などが紹介されています。大規模なフードコートではありませんが、その分、観光施設化された大型SAとは異なる素朴な雰囲気があります。談合坂SAを通過した後、大月周辺でもう一度休憩したい人に適しています。
初狩PA上りの魅力
初狩PA上りでは、「富士吉田の田舎うどん」や豚汁を組み合わせたメニューなどが紹介されています。山梨観光から東京方面へ戻る途中、談合坂SAへ入る前に食事を済ませたい人に向いています。特に夕方以降は談合坂SA上りへ車が集まりやすいため、初狩PAで先に休憩しておくという選択肢があります。
上り公式ホームページ:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=125
下り公式ホームページ:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=126
4.釈迦堂PA|山梨らしさも楽しめる穴場PA

釈迦堂PAは山梨県内にあり、勝沼や笛吹、甲州市周辺への観光と相性のよいパーキングエリアです。単なるトイレ休憩だけでなく、山梨らしいお土産や果物を探したい人にも向いています。
釈迦堂PA下りの魅力
釈迦堂PA下りのショッピングコーナーでは、旬の果物や果物加工品のほか、信玄餅、くろ玉などの山梨土産を取り扱っています。談合坂SAにも山梨土産は豊富にありますが、「大型SAの混雑は避けたいが、旅行らしい買い物はしたい」という人には釈迦堂PAが候補になります。桃やぶどうのシーズンには、山梨の果物を目当てに立ち寄る価値があります。
釈迦堂PA上りの魅力
東京方面へ向かう上り線でも、フードコートやショッピング施設を利用できます。山梨旅行の帰りにお土産を買い忘れた場合や、談合坂SAより前に休憩を取りたい場合に便利です。ただし、果物のシーズンや観光シーズンには、釈迦堂PAも通常より利用者が増える可能性があります。特に夏から秋にかけては、完全な穴場とは考えず、時間に余裕を持って利用しましょう。
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下り公式ホームページ:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=118
5.境川PA|甲府周辺の観光で使いやすい

境川PAは山梨県笛吹市にあり、甲府、石和温泉、昇仙峡などを訪れる際の休憩候補です。首都圏からの日帰り旅行としてはやや距離がありますが、甲府盆地まで足を延ばす観光客には使いやすい位置にあります。
境川PA上りは施設も楽しめる
境川PA上りは2023年6月にリニューアルされ、リニア中央新幹線をイメージした施設となりました。高速道路では初出店となるシャトレーゼの店舗も設けられています。一般的な「何もない小さなPA」とは異なり、スイーツや買い物も楽しめるのが特徴です。一方で、リニューアル施設やシャトレーゼを目的に利用する人もいるため、時間帯によっては利用者が増える可能性があります。それでも、中央道の代表的な大型SAと比較すると、休憩場所の選択肢として見落とされやすいPAです。
境川PA下りは甲府到着前の休憩に便利
東京方面から甲府・長野方面へ向かう場合、境川PA下りは目的地到着前の休憩場所として使えます。長時間運転を続けた状態で一般道へ降りるよりも、高速道路上で一度休憩し、頭を切り替えてから目的地へ向かう方が安全です。境川PA下りにはフードコートやショッピング施設もあります。
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下り公式ホームページ:https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=114
結局、最もおすすめの穴場PAはどこ?
利用目的によって、おすすめのPAは異なります。
東京を出てすぐ休みたいなら石川PA
首都高速や一般道で疲れている場合は、無理に談合坂SAまで走らず、石川PAで早めに休憩しましょう。
談合坂SAの混雑を避けたいなら藤野PA
トイレと飲み物だけで十分なら、藤野PAは有力な代替候補です。
山梨らしい食事を楽しみたいなら初狩PA
大型SAほどの選択肢はありませんが、うどんや焼きそばなどを落ち着いて食べたい人に向いています。
果物や山梨土産を探すなら釈迦堂PA
旅行気分も楽しみながら休憩したいなら、釈迦堂PAが使いやすいでしょう。
甲府観光の前後なら境川PA
甲府・笛吹・石和温泉方面へ出かける人には、境川PAが便利です。
中央道のSA・PAが混雑しやすい時間帯
中央道では、行きと帰りで混雑しやすい時間帯が異なります。
一般的に、観光シーズンの下り線は朝、上り線は夕方から夜に交通が集中します。
下り線で注意したい時間帯
土日祝日の朝は、東京都心から山梨、河口湖、長野方面へ向かう車が増えます。
特に連休初日や天気のよい休日は、八王子JCT周辺から相模湖、上野原方面で渋滞が発生しやすくなります。
この時間帯は、談合坂SAだけでなく石川PAや藤野PAも混雑する可能性があります。
上り線で注意したい時間帯
日曜日や連休最終日の午後から夜は、東京方面へ戻る車が集中します。
山梨県内で早めに休憩を済ませるか、混雑する時間帯を避けて移動することが重要です。
「談合坂SAへ着いてから考える」のではなく、初狩PAや釈迦堂PAなどで先に休憩する計画を立てておくと、移動しやすくなります。
穴場PAを利用するときの注意点
比較的すいているPAには、大型SAにはない弱点もあります。
飲食店の営業時間が短い場合がある
小規模PAでは、フードコートや売店が24時間営業ではないことがあります。深夜や早朝は、トイレと自動販売機しか利用できない可能性もあるため、食事を目的にする場合は営業時間を確認してください。
ガソリンスタンドがない場合がある
PAには給油施設がないケースがあります。燃料が少ない状態で「次のPAで給油しよう」と考えるのは危険です。ガソリンスタンドのあるSAや高速道路へ入る前の給油所を利用しましょう。
小規模PAは満車になると代替が少ない
小規模PAは利用者が少ない一方、そもそもの駐車台数も少なく設定されています。数台の車が集中するだけで、駐車しにくくなることがあります。駐車できない場合は無理に停車せず、次のSA・PAへ移動してください。
営業時間や店舗情報は変更される
SA・PAの店舗、営業時間、取扱商品は変更されることがあります。訪問前には、NEXCO中日本の公式サイトで最新情報を確認してください。
まとめ|談合坂だけでなく小規模PAも使い分けよう
中央道で休憩する場所は、談合坂SAだけではありません。石川PA、藤野PA、初狩PA、釈迦堂PA、境川PAなどを目的に応じて使い分ければ、大型SAへ利用者が集中する時間帯でも、休憩場所の選択肢を増やせます。
ただし、小規模PAが必ず空いているとは限りません。
重要なのは、「談合坂SAが混んでいたら考える」のではなく、出発前に複数の休憩候補を決めておくことです。トイレだけなら藤野PA、食事なら初狩PA、お土産なら釈迦堂PAというように目的を決めておけば、無駄な滞在時間も減らせます。中央道で山梨や長野方面へ出かける際は、大型SAだけでなく、比較的小規模なPAも上手に活用してみてください。
※掲載している施設情報は変更される場合があります。営業時間、店舗、駐車場、工事情報などは、出発前にNEXCO中日本の公式情報をご確認ください。
