1. トラック リースバックとは?仕組みと3つのメリット
トラックを所有する運送、建設、産廃をはじめとする企業の経営者様にとって、車両は「稼ぐための資産」であると同時に、「財務を圧迫する固定資産」でもあります。
トラック リースバックは、この課題を解決するために注目される資金調達手法です。
1-1. リースバックの基本構造:売却とリースの同時契約
トラック リースバックとは、現在お持ちのトラックを専門会社に売却し、同時にその車両をリース契約によって借り受けてそのまま使い続ける仕組みです。
通常の車両売却と異なり、資金調達後もトラックを継続して使用できる点が最大の特徴です。
1-2. メリット①:売却益を即座に事業資金化
最大のメリットは、まとまった事業資金を迅速に調達できる点です。
- 資金使途は自由: 売却によって得た資金は、燃料費の高騰対策、人件費、新規事業への投資、借入金の一本化など、企業の状況に合わせて自由に活用できます。
- 金融機関の融資枠温存: 銀行融資枠を使わずに資金調達ができるため、緊急時の融資枠を温存できます。
1-3. メリット②:財務の改善(オフバランス化)
リースバックは、企業の財務体質改善に効果的です。
- オフバランス化: リース契約の形態(オペレーティングリースなど)によっては、車両を貸借対照表(B/S)から資産として計上しなくなる(オフバランス化)ことができます。
- 企業価値向上: B/S上の資産と負債が圧縮されることで、自己資本比率や総資産利益率(ROA)といった財務指標が改善され、金融機関や取引先からの信用力向上に繋がることがあります。
1-4. メリット③:車両はそのまま使用可能
車両を手放す必要がないため、業務を中断することなく資金調達が実現します。特に稼働が止まると売上に直結する運送業や建設業にとって、大きなメリットです。
2. トラック リースバックのデメリットと注意点
リースバックは万能ではありません。契約前に必ず以下の注意点を確認してください。
2-1. 毎月のリース料が発生する
車両を売却した後も継続して利用するため、毎月リース料が発生します。
- 総支払額の確認: 資金調達額(売却額)と、リース期間中の総支払額を比較し、キャッシュフローへの影響を事前にシミュレーションしておくことが重要です。
2-2. 契約期間中の中途解約は原則不可
FC車両リースを含む多くのリースバック契約では、原則として契約期間内の中途解約はできません。やむを得ず解約する場合は、高額な中途解約金が発生します。
- リース期間: 当社のFC車両リースでは、2年~5年の期間でのご契約が可能です。事業計画と照らし合わせ、無理のない期間設定が求められます。
2-3. 維持管理費用の負担
リースバックの場合、車検費用、法定点検費用、修理費用などの車両維持管理費用は原則としてお客様のご負担となります。
3. 【FC車両リース】選ばれる理由と独自の強み
株式会社ファンドクリエーションの「FC車両リース」は、お客様の財務戦略を強力にサポートする独自の優位性を持っています。
3-1. 上場企業グループ運営の高い信頼性
- 東証スタンダード上場企業グループである株式会ファンドクリエーションが運営しており、法令遵守と透明性の高いサービスを提供しています。
- 累計1,000台以上の支援実績に裏付けられた豊富なノウハウで、お客様の資金調達ニーズに的確に対応します。
3-2. 柔軟な対応力:残債あり車両も資金化可能
FC車両リースは、他社では断られるケースが多い車両にも対応可能です。
- 自己所有車両: 完全に所有権のある車両はもちろん対応可能です。
- リース残債がある車両: 現在リース契約中で残債がある車両についても、リースバックにより残債整理を含めた資金調達をご提案できます。
3-3. 財務戦略に貢献する契約形態
当社のFC車両リースは、オペレーティングリースとしての契約が可能です。
- オフバランス効果: これにより、貸借対照表(B/S)の改善効果が期待でき、企業の借入比率や信用力を向上させることが可能です。
- 利益計上:車両の売却益が特別利益に計上されます。債務超過の解消や繰越欠損金との相殺ができます。
3-4. 契約満了時の「買戻す」選択が可能
リース契約が満了した際、お客様は以下の柔軟な選択肢を持つことができます。
- 車両の買戻し: 契約時の取り決めに従い、車両を再度自社所有に戻すことができます。
- 再リース: リース期間を延長し、継続して利用できます。
- 車両の返却: リース会社に車両を返却し、契約を終了できます。
4. 業種別に見るリースバック活用戦略
トラック リースバックは、車両を扱うすべての業種の資金繰り・財務戦略に有効です。
| 対象業種 | 主な活用メリット |
| 運送会社 | ドライバーの確保や燃料費高騰への対策資金調達、車両増加に伴う財務体質の硬直化を防ぐ。 |
| 建設会社 | 大型ダンプや特殊車両入れ替え時の資金調達、入札に必要な経営事項審査(経審)における信用力向上(オフバランス効果)。 |
| 産業廃棄物処理 | 特殊なパッカー車などの老朽化対策、設備投資資金の確保、許可更新に必要な財務健全化。 |
上記以外にも、例えば観光バスを保有している旅行会社等にも有効です。
4-1. 幅広い車両に対応可能
当社のFC車両リースは、一般的なトラックから特殊車両まで、幅広い車種に対応しています。


【対応車種例】
アルミウイング、アルミバン、冷凍冷蔵車、クレーン車、ミキサー車、アームロール、トラクタヘッド、平ボディ、ダンプ、パッカー車、セルフローダー、トレーラー、観光バス など
5. FC車両リース ご契約までの流れ
お問い合わせから資金調達完了まで、お客様の事業を止めないスムーズな手続きを支援します。
5-1. お問い合わせ・車両査定
まずは当社のFC車両リース事業部にお問い合わせください。
- 買取価格の決定方法: 車両の型式、年式、走行距離などから時価を基準に正確に査定し、買取価格(=資金調達額)を提示いたします。
5-2. 審査・リース条件の提示
お客様の経営状況と車両情報に基づき審査を実施し、リース期間、月額リース料、契約満了後の条件などを明確に提示いたします。
5-3. ご契約・車両の引渡しと資金の入金
条件に合意いただければ契約を締結し、車両の所有権が当社に移転します。
- 手続き期間: お問い合わせから約1か月でのご契約・資金入金を目指します。お急ぎの資金調達ニーズにも対応いたします。
6. よくある質問(FAQ)
Q. 古いトラックや走行距離が多い車両でもリースバックできますか?
A. 車両の状態を拝見し、時価を基準に査定いたします。まずは車種、年式、走行距離をお知らせください。当社の幅広い対応実績を活かし、最適なご提案をいたします。
Q. リース料は税務上どのように扱われますか?
A. リース料は、原則として全額経費(損金)として計上できます。詳細な税務処理については、貴社の税理士にご確認ください。
Q. ローンが残っている車両でも申し込み可能ですか?
A. はい、可能です。当社の強みの一つとして、リース残債がある車両にも対応しております。買取金額で既存のローンを一括清算し、残額を資金としてお渡しすることが可能です。
トラック リースバックで財務戦略を加速させませんか?
FC車両リースは、資金調達の課題解決から企業の財務体質強化まで、お客様の経営を強力にサポートいたします。
まずは、お客様のトラックがどれくらいの資金に変わるのか、お気軽にお問い合わせください。

