冬用タイヤ非装着率62%、NEXCO東日本が調査結果を発表
2024年11月11日から13日にかけて、NEXCO東日本(東日本高速道路)は、新潟県内の高速道路にあるサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)で今冬期1回目の冬用タイヤ装着率調査を実施しました。この調査によると、冬用タイヤを装着していない車両の割合が全体の62%に達していることが明らかになりました。
冬用タイヤの早期交換を呼びかけ
この調査は、ドライバーに対して冬用タイヤの早期交換を促し、冬道での安全運転を啓発することを目的としています。NEXCO東日本は、まだ冬用タイヤに交換していないドライバーに対し、早急な交換とチェーン携行を呼びかけています。特に初雪や急な積雪が予想される地域では、ノーマルタイヤでの走行は非常に危険です。雪道では制動距離が大幅に延びるため、事故のリスクが高まります。NEXCO東日本は、自社のYouTubeチャンネルでも積雪時のスタック(立ち往生)のメカニズムや、それを防ぐ方法について解説しています。
冬道での安全運転ポイント
冬季の高速道路利用時には、以下の点に注意して安全運転を心がけましょう。
1. 早めの冬用タイヤ交換
ノーマルタイヤで雪道を走行することは非常に危険です。特に初冬季は事故が発生しやすいため、早めに冬用タイヤへ交換することで、自分自身だけでなく家族や周囲の人々も守ることができます。
2. タイヤ点検で脱輪防止
タイヤ交換時には脱輪事故が発生しやすくなります。ナットの締め付け具合や空気圧を確認し、適切なメンテナンスを行うことで脱輪やタイヤバーストなどの事故を防ぐことができます。
3. 雪道ではゆっくりと慎重な運転
たとえ冬用タイヤを装着していても、雪道では油断せず慎重な運転が求められます。車間距離を十分に取り、スピードを控えめにしながら走行することで、安全性が大幅に向上します。また、急ハンドルや急ブレーキは避け、滑りやすい路面状況に対応するためにもゆっくりとした操作を心がけましょう。
まとめ
今回の調査結果からもわかるように、多くのドライバーがまだ冬用タイヤへの交換を済ませていない状況です。特に新潟県内など雪が多く降る地域では、早めの準備が事故防止につながります。NEXCO東日本は引き続き、安全運転と適切な車両メンテナンスを呼びかけており、高速道路利用者には今後も注意喚起が続けられる見込みです。皆さんも早めの準備で、安全な冬季ドライブを心がけましょう。