カクヤスグループ、配達事業で増収増益を達成
カクヤスグループ(東京都北区)は、2025年3月期第2四半期(中間期)の決算を発表し、配達事業において増収増益を達成しました。特に時間帯配達事業とルート配達事業の両セグメントで売上と利益が伸びており、今後もさらなる物流体制の強化や新しいサービスの導入を進める方針です。
時間帯配達事業の好調な成長
時間帯配達事業セグメントでは、売上高が前年同期比6.2%増の385億7800万円、営業利益が同12.2%増の11億100万円となりました。個人飲食店向けの売上が好調に推移したことに加え、人員増によるコスト増を吸収したことで、全体としての利益率が向上しました。
ルート配達事業も堅調に推移
ルート配達事業セグメントでも、売上高が前年同期比6.5%増の188億1400万円、営業利益は同4.2%増の3億7000万円となり、大手飲食チェーン店向けの売上が順調に伸びたことが要因です。この結果、ルート配達事業でも増収増益を実現しました。
今後の重点施策:物流体制強化とDX技術の活用
カクヤスグループは今後、物流体制をさらに強化する方針です。具体的には以下の施策が挙げられます。
- 拠点や人員、配達手段の充実:より細やかなサービス提供を目指し、顧客ロイヤルティ向上を図る。
- DX技術による効率化:最適な配達ルートを計画し、効率アップを図る。
- 多様な配達人員の獲得:免許がなくても対応できるように、リアカー付き自転車や台車を使った配達を導入する。
大和急送との連携による物流機能強化
さらに、2024年8月にグループ会社化した大和急送との連携も進めています。大和急送が持つ他人物の配達機能とカクヤスグループが従来から保有する東京23区中心のクイックデリバリー機能を融合させ、自社・他社問わず迅速な配送サービスを提供できる体制を整えています。この再編により、物流機能全体の強化が期待されています。
銀座クラブ向けワインセラービジネスの成功
カクヤスグループはまた、銀座クラブ向けに特化したワインセラービジネスでも大きな成功を収めています。銀座エリアにワインセラーを設置し、高級クラブからワインリストを集めて迅速にワインを届けるサービスを展開しています。このサービスはクラブオーナーたちから非常に高評価であり、高級ワインの盗難リスクや在庫管理コストを削減する点で飲食店側にも大きなメリットがあります。特筆すべきは、このビジネスモデルによって顧客行動が変わり、高級ワインが必要な時に注文されるようになったことです。この変化により他社酒販店との差別化が進み、結果的にカクヤスグループは高い収益性を実現しています。現在では銀座エリア内で2カ所に拠点を設置し、このサービスはカクヤスグループ内でもトップクラスの売上を誇っています。
まとめ
カクヤスグループは、時間帯配達事業とルート配達事業で堅調な成長を遂げており、その背景には物流体制強化やDX技術の活用、多様な人材確保といった戦略的施策があります。また、新たなビジネスモデルとして展開している銀座クラブ向けワインセラービジネスも非常に高い収益力を持っており、今後もさらなる成長が期待されます。
トラックリースバックの検討
このような物流事業の成長には、多くの場合トラックなどの輸送手段が欠かせません。特に物量が増加する中では、自社保有車両だけでは対応しきれないケースも多く、その際に有効なのがトラックリースバックです。リースバックを活用することで、企業は資金調達と車両確保を同時に行うことができるため、物流コスト削減やキャッシュフロー改善につながります。カクヤスのように成長著しい企業でも、このようなリースバック戦略を導入することで、更なる効率化と成長を実現できる可能性があります。
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