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物流効率化への新たな取り組み
東京都は、2024年7月10日から貨物車の荷捌き用駐車スペースを無償で提供する新たな取り組みを開始しました。このプロジェクトは、物流の効率化と再配達の削減を目指し、公共の駐車場を活用して運送事業者にスペースを提供するものです。
提供される駐車スペースの詳細
初期段階では、都内5カ所でサービスがスタートし、今後さらに拡大予定です。現在提供されている駐車場は以下の通りです:
- 北葛西(江戸川区)
- 赤羽台四丁目(北区)
- 花小金井六丁目第二(小平市)
- 深大寺東町三丁目(調布市)
- 堤通駐車場(墨田区)
これらの駐車スペースは、朝8時から夜10時まで利用可能で、1回あたりの利用時間は約30分が目安です。

利用方法と登録手順
駐車スペースを利用するには、事前に「東京物流ビズ」への参加登録が必要です。登録後、専用サイトまたは現地に掲示されている二次元コードからログインし、利用する駐車場を選択して入庫と出庫の手続きを行います。
「物流の2024年問題」への対応
この取り組みは、「物流の2024年問題」への対応策としても注目されています。トラックドライバーへの時間外労働の上限規制が適用されることで予想される輸送力不足に対処するため、東京都はこのプロジェクトを通じて持続可能な物流環境の構築を目指しています。
今後の展望
東京都は今後も対象駐車場を順次拡大し、より多くの運送事業者が効率的に荷捌きを行える環境を整備していく予定です。この取り組みが物流業界全体にどのような影響を与えるか、今後も注目していきたいところです。