目次
国土交通省が物流標準化促進事業を公募:標準パレットの利用で物流効率化を目指す
国土交通省は、物流の効率化を図るため、標準仕様パレットの利用を推進する「物流標準化促進事業」の公募を開始しました。この事業は、労働力不足が深刻化する物流業界において、標準仕様パレットの導入と適切な管理運用を支援することで、物流効率化を促進することを目的としています。

物流標準化促進事業とは?
この補助事業は、荷主や物流事業者、倉庫事業者がレンタルパレットを導入する際に、その費用の一部を補助するものです。具体的には、補助対象事業者が導入する搬送設備や機器類に対して、その費用の1/2以内が補助されます。1事業者あたりの補助金上限額は600万円です。
補助対象となる設備
補助対象となる設備には、パレタイザーやラック、ハンドリフト、フォークリフトなどがあります。これらの設備は、標準仕様パレットに対応したものである必要があります。また、既存設備の改修費用も補助対象となります。

共同管理主体とレンタルパレット事業者
この事業では、以下の共同管理主体が採択されています。レンタルパレットを導入する際は、これらの事業者から提供されるレンタルパレットを利用し、それを主に輸送用として使用することが要件です。
- TRAX_OPF
- 三甲パレットレンタル株式会社
- 株式会社ワコーパレット
- レンタルパレット協働運用事務局
- 日本パレットレンタル株式会社
- ユーピーアール株式会社
- 日本パレットプール株式会社
公募期間と申請方法
公募期間は6月14日14時から7月16日16時までです。申請方法については、物流標準化促進事業の特設Webサイトで詳細が公開されています。興味のある方は、公募要領をよく読み、オンラインで開催される申請者説明会に参加することをお勧めします。
最後に
この機会に標準仕様パレットの導入を検討し、物流効率化を図ってみてはいかがでしょうか。労働力不足という課題に対して、この取り組みが一つの解決策となることが期待されています。